NDCご説明
NDCをご説明します。
NDCは階層構造で、上位の概念(主題)から下位の概念へと展開していきます。
たとえば、「源氏物語」についての資料は 9 (文学) で
1 (日本文学) で
3 (小説、物語) で
.3 (古代後期[中古]:平安時代) の
6 源氏物語
というような分類になり、913.36 という数字がラベルのいちばん上についている資料が「源氏物語」についての資料となります。
さらには | 913.361 | 源氏物語の | 書誌、索引 |
913.362 | 年表、系図、故実 | ||
913.363 | 和歌 | ||
913.364 | 評釈、語法 | ||
913.365 | 抄録 | ||
913.366 | 秘事 | ||
913.369 | 訳文 |
というようにNDCでは分類されています。
まず、さがしたい資料は、どんな概念・主題なのかを考えてください。
ひとつのキーワードがいくつかの概念・主題をもつ場合があります。
例: 「トマト」というキーワードには、 | 470番台の「植物学」(トマトの茎・花などの構造)、 |
490番台の「栄養・食品学」(トマトの栄養) | |
590番台の「生活科学」(調理法)、 | |
610,620番台の「農業」「園芸」(栽培の方法など) |
というようにいくつもの概念が存在します。